男性が結婚式に出席する時の定番であるスーツスタイル。その際に目を引きやすいジャケット、シャツ、ネクタイの3つが重なる襟元のV字部分“Vゾーン”は、スタイリングの印象を左右する重要なポイントです。その中でも、Vゾーンの印象を決める上で最も重要なアイテムといえばネクタイでしょう。
そこで今回は、結婚式におすすめのネクタイブランドをご紹介します。結婚式用に適したネクタイの種類と、今さら聞けないネクタイの巻き方についても解説するので、ぜひチェックしてみてください。
結婚式では、ホワイトやシルバーなどが定番的なネクタイカラーですが、鮮やかなカラーリングのネクタイやドット柄、ストライプ柄などのネクタイも着用可能です。
とはいえ、年齢や立場によってネクタイの選び方が変わってくるはおさえておくべきポイント。友人として結婚式に参加する場合はまだしも、主賓として参加する場合には、ホワイトやシルバー系のネクタイを着用するようにしましょう。
さらに気を付けておきたいのが、自分より目上の方が主役の結婚式に出席する場す。派手めな柄やカラーネクタイを着用して主役より目立ってしまうのはTPOに反するので、無難な定番カラーのネクタイを着用しましょう。
ブラックやネイビーなどのダークトーンカラーは喪服を想起させるのでNG。また、動物の皮革をモチーフにしたアニマル柄やレザー調もお祝い事である結婚式では控えるのがマナーです。
ネクタイの巻き方にはプレーンノットやダブルノットなど、さまざまものがあります。結婚式などのお祝いのシーンではウィンザーノットが王道。男性としての品格を演出する上でマスターしておきましょう。なお、さりげなくドレッシーな印象を演出したい場合は、少し変わったエルドリッジノットなどの巻き方もおすすめです。
1977年にマイケル・J・ドレイクとジェレミー・キャリントン・ハルがスタートした、イギリスのネクタイブランド「ドレイクス」。有名ブランドのOEMも手掛ける、高いデザイン性と品質を兼ね備えています。
ドレイクスのネクタイは、締め心地がよく、頻繁に使っても崩れません。シワもすぐ取れるのが魅力的。50オンスのネクタイが有名です。
シルク混紡のコットン素材が用いられ、豊かな光沢感が特徴のモザイク柄ネクタイ。大剣幅は8cmと、ベーシックな仕様です。
ライトブルーとホワイトで構成された、スクエアモチーフのモザイク柄で、洗練されたイメージに仕上げられているのが魅力。結婚式でのスーツスタイルのVゾーンに爽やかな印象をもたせることができます。
1870年にナポリで創業した老舗ブランド「Merola」。流行に左右されないクラシックなスタイルを継承し続けるという哲学のもと、イタリアの熟練職人が全工程をハンドメイドで手掛け、一切の妥協を許さない高品質なネクタイをラインナップしているブランドです。
小紋柄の本製品は大剣幅約9cmとやや太めで存在感があるのが特徴。ピンクの豊かな発色をベースに、ライトピンクで細かな小紋柄が施されているのもポイントです。ピンクのカラーでも品があり、かつ個性的な結婚式スタイルに仕上がります。
1984年にフランコ・ミヌッチがスタートしたイタリアのネクタイブランド「タイ ユア タイ」。スカーフのようなふんわり柔らかい仕上がりになる、セッテピエゲのオリジナルネクタイが代名詞的存在になっているブランドです。
上品な風合いと適度な肉厚感が特徴のネクタイ。大剣幅は約8.5cmとオーソドックスな仕様で、ウール100%のツイル素材が用いられているのもポイントです。
高級な素材によるエレガントなシルバーをベースにダークトーンのムラ感による深みがあるのも魅力。結婚式に相応しいVゾーンに仕上がります。
1914年に創業したイタリアの高級ハンドメイドネクタイブランド「マリネッラ」。しなやかで重厚感のあるネクタイになる7つ折りのオリジナル製法「セッテピエゲ」を採用し、丈夫で精巧なネクタイを生み出しました。
なお、1994年に開催されたナポリサミットでは各国首脳の贈り物として同ブランド品が選ばれるほど。品質の高さは折り紙つきです。
ペイズリー柄のこちらのネクタイには、上質な素材特有の美しい光沢感が特徴の、シルク100%素材が用いられています。大剣幅は約9.0cmと、やや太めの仕様です。
ライトブルーのベースカラーに、マルチカラーのコミカルなペイズリー柄が施されているのがポイント。結婚式スタイルのVゾーンにユーモアを加えたい方におすすめのネクタイです。
ニッキーはダークな色調が男性の装いの主軸だった頃にイタリア男性をカラフルなネクタイに目覚めさせた老舗ブランド。1920年の創立当初から職人によるハンドメイド生産にこだわっているほか、流行やトレンドに左右されないデザインでありながらも時代の雰囲気を感じられるのもポイントです。