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三越伊勢丹が東京ブランドとの協業で、自社ブランドのシューズを英有力百貨店へ卸スタート

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三越伊勢丹はこの冬から、シューズのオリジナルブランド「ナンバートゥエンティワン(NUMBER TWENTY-ONE)」をイギリスの百貨店セルフリッジとリバティへの卸を開始する。卸すアイテムは、マジックテープ付きのワッペンでカスタマイズができるバッグとシューズを展開する「ニューニュー(NEWNEU)」との協業アイテム。2型・10種類のモチーフでの展開になる。

 同社はこの1月にパリの雑貨見本市「プルミエール・クラス」、9月にはミラノのシューズ見本市「ミカム」に出展しており、海外販路開拓に力を入れていた。小木曽愛・三越伊勢丹婦人靴バイヤーは、「『ナンバートゥエンティワン』の主力はベーシックなラインだが、海外ではやはりとんがったアイテムへの注目度が高く、『ニューニュー』だけでなく、『ファセッタズム』『チノ』とのコラボ商品にも問い合わせが多かった」。「ナンバートゥエンティワン」はシーズンで500アイテムを販売しており、若手ブランドとの協業には良質なシューズを作れるプラットフォームとしての機能もある。「ミラノの『ミカム』ではベルギーやドイツのディストリビューターからも引き合いがあった。気鋭ブランドと一緒に、世界一のシューズ売り場を持つ伊勢丹新宿店に加え、ロンドンやパリなど、有力なファッション都市でオリジナルブランドを広げていきたい」と意気込む。